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江之子島芸術の日々2019「Plants of Glazed Growth」
© Ichiro Mishima

江之子島芸術の日々2019「Plants of Glazed Growth」

江之子島芸術の日々2019「Plants of Glazed Growth」は絵画表現を軸としながら、立体、写真、音響、テキスト、インスタレーションにいたるまで幅広い作品制作を試みる村田宗一郎と、写真をベースとしながら映像やプログラミングといったメディアを介し同時代芸術のあり方を問う三嶋一路とのコラボレーションによる個展です。互いの制作能力、志向性を補いつつ増幅させることによって個々の活動では実現できないより広がりのある光景を現出させるために初めて共同制作が企図されました。

テーマとなるのは19世紀にイギリスで発明された植物の運搬、栽培のためのガラス製の容器「ウォードの箱(Wardian Case)」であり、大航海の途上で陽光を取り入れながら温室内で成長する植物のイメージと、会場となるフラッグスタジオの特徴的なガラス張りの吹き抜けが重ね合わせられ、相互のクリエイションの生成が促進されます。1842年にウォード自身によって発表された論文タイトル「On the Growth of Plants in Closely Glazed Cases(ガラス容器内での植物の成長)」からキーワードが抽出され、描く、作るなど身体的な審美性を有する村田と、撮る、投影するなど制作において他者の存在を根深く内包する三嶋との2人の方向性が、インスタレーションという一つの空間に向けて展開されることによって、光を目指す植物のような動的な方向性を示す展覧会となることが構想されています。

会期|2019年3月21日〜4月7日 ※オープニングパーティー:3月21日、17:00-19:00
時間|13:00-19:00※月曜休館
会場|フラッグスタジオ
主催|A&Lマネジメント(DECOBOCO)
協賛|アートチャイルドケア株式会社

村田 宗一郎 http://soichiromurata.com/
1985年神奈川生まれ。2009年東京芸術大学美術学部先端芸術表現科中退。以降京都、奈良を拠点に活動。2009年「アートアワードトーキョー 丸の内2009」にて審査員長谷川祐子賞受賞。2013~16年第2期HAPSスタジオ利用者。個展に「I’ve telegraphed and phoned and sent an air mail」( HAPS、京都、2016)、「May of Wives」(YODOYA、京都、2014)。主なグループ展に「VOCA展2017 現代美術の展望─新しい平面の作家たち」(上野の森美術館、東京、2017)、「ネオシチュアシオニストの前日」(ARATANIURANO、東京、2016)など。その他2016年初演の「遣唐使物語─名も無き民へのオマージュ─」(なら100年会館)では舞台美術を担当し、サウンドアーティストやコンテンポラリーダンサーとのコラボレーションを行うなど多角的な表現を試みている。

© Soichiro Murata

三嶋 一路 http://mishima.art/
1986年大阪生まれ。秋田公立美術工芸短期大学鋳金専攻、東京芸術大学美術学部先端芸術表現科卒業後、2015年に同大学院を修了。在学中より社会的な芸術の実践として他作家への技術協力、展覧会施工の活動を開始。2017年アートスタジオmishima.artを設立するとともに作家活動を再開。展示設計、技術提供、記録撮影、コラボレーションなど表現の流通と受容に従事しながら、個人の作品制作を通じて芸術の新たな解釈を生産する。個展に「Monster a」(CAGE GALLERY、東京、2018)、主なグループ展に「helen at the mountain」(てつおのガラージ、日光、2018)、「MUD, TOKYO And SWIMMING」(imlabor、Park Tower Hall Gallery1、東京、2017)など。

© Ichiro Mishima