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《デザイン史から考えるシリーズ》デザインと自己

人はだれでもデザイナーである。ほとんどどんなときでも、われわれのすることはすべてデザインだ。デザインは人間の活動の基礎だからである。
<Victor J Papanek, Design for the Real World; Human Ecology and Social Change, 2nd ed. (Chicago: Academy Chicago Publishers, 2005), 3.>

これは、デザイナーであり、評論家、教育者であったヴィクター・パパネック(1927-1998)がデザインについて記した言葉です。パパネックが考えるように、生きる上での行為を全てデザインだとすれば、デザインを生業としている人たちについて、わたしたちはどう考えることができるでしょうか。ここで一つ言えるのは、「プロ」のデザイナーは、自分でない誰かのためにデザインしてお金をもらっているということ。その誰かが行うデザインの一部、ないしは大部分を引き受けて実行することが仕事なのです。その中で自分の存在をどう位置づけることができるか。誰かのために行うデザインにおいて自己、さらには独自性について考えることは、一見アンビバレントなことのように思えます。しかし、デザイン史上に存在する事や物を見てみると、デザイナーが自分という存在を強く意識し、自身の生きる上での哲学や思想を反映したものが多く存在します。この勉強会では、デザインの先駆者たちが生みだした様々な事例を糸口にしながら、デザインと自己の関係について考えていきます。

デザイナーだけでなく、製造業や小売業、研究者、学生など、さまざまなかたちでデザインに関わる人たちのご参加をお待ちしています。

勉強会運営・進行:野見山桜
2016年,ニューヨークのパーソンズ・スクール・オブ・デザインにてデザイン史の修士号を取得。デザインの研究者として展覧会の企画や書籍・雑誌への寄稿を行う。現在,クーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムの素描・版画・グラフィックデザイン課フェローとして,日本のポスターコレクションの調査研究に従事する。現在、東京国立近代美術館工芸課客員研究員、女子美術大学非常勤講師。

《デザイン史から考えるシリーズ》デザインと自己
開催日:2019年1月9日(水)
時間:19:30〜21:00
参加費:無料
定員:10名程度(申込先着順)
場所: MARK studio 大阪市西区江之子島2-1-21 阿波座ライズタワーズ マーク20 1階 (地下鉄中央線・千日前線「阿波座」駅8号出口より徒歩3分)

<勉強会の内容>
予習+講義+ディスカッション

・予習では、事前に共有する資料の読み込みに加え、幾つかの質問に答えてもらいます。

・講義では、予習で読んでもらった資料に関係するデザイン史上の例を紹介します。

・ディスカッションでは、予習と講義を繋ぎ、参加者の興味・関心に応じてテーマを深く掘り下げます。

<申し込み方法>
参加ご希望の方は、以下の項目を明記して事前にメールでお申込みください。

申込み先:jgdstudygroup[アットマーク]gmail.com
件名:「デザイン史から考えるシリーズ1参加希望」とご入力ください。

1氏名
2ご職業(可能な限り具体的に)
3当日連絡の出来る電話番号

※応募が定員に達した時点で受付は終了いたします。 ※ご提供いただいた個人情報は本イベントの運営以外の目的に使用いたしません。 ※一度につき1名の申込です。